2020.11 谷川岳 (一ノ倉沢まで)

訪れたのは2020年11月1日です。

目的地の一ノ倉沢までは、谷川岳ロープウェイの駐車場から歩いていきます。
一ノ倉沢まで自然環境保護のため、年間を通して通行規制が行われていますから。
谷川岳登山指導センター下から一ノ倉沢までは、約3kmです。
往復で約6kmですね。もちろん。えぇ。

足の悪い人や高齢者は「電気バス」で一ノ倉沢まで行くことができます。
自分達は至って健康な方なんですけど  (健康な人も乗っていいんですよっ)
三脚を担いでいまして、、、運良く電気バスに・・・
ってバス停行列じゃん!!!

想定はしてました、歩いていきますよwww

ありがたいことに一ノ倉沢までは
アップダウンはほとんどありません。
スニーカーでも歩けると思います。
ハイキングコースでよく見かける、、、
ヒールで来ちゃう人、、、よくいるんですよね。どこでもw
けど、ここ谷川岳は見かけなかったと思いますwww

紅葉はピークですね!

この日の本当の目的は「土合駅」だったのですが
とある人の情報で
「谷川岳に雪が降って、紅葉と雪が一緒に撮れるよ!」
というので、先にこちらに。。。(帰り土合駅に寄れるのかな)

とても良い天気で穏やかでした。
ひたすら歩きますが。

歩いちゃちょっと周りを見回して、、、
一緒に行った友達は体力温存のため、ずんずん歩いて行ってますがw

ガサッッ

急に後ろを歩いていた人が山の中に入っていったもんだからビックリっっ
「どこいくんですかっっ」
「ここから谷川岳のぼるんですよっっ」
「え〜〜〜っっ 頑張ってください!!!」

口先だけの応援をしてwその人は奥へと入っていきました。
見てくださいこの勾配。
こんなところ入っていきます????w  なんで?ねぇなんで???

その人は赤い現在地の上の「西黒尾根」右側から入っていきましたよ。
信じられない話ですよっ

ちょっと調べてみたら、
ここは「西黒尾根登山口」であって、“日本三大急登” と呼ばれているそうで
鎖場がある険しい道の中上級者向け登山コースだそうです。

自分はそこには立ち入り100%不可能なのでw
穏やかに紅葉を見ながらハイキングコースを進みます。

本当に紅葉が綺麗でなかなか前に進めずwww
どうなってるんや、、、友達が見えんw

寄り道しすぎだろうっっ汗
ちゃんと歩けや。

時間ばかりが過ぎていく。
そして電気バスにも抜かされる。(何度もw)
いや、むしろ乗んなくてよかったよ!

向こうの山も綺麗に紅葉!!!

モコモコや、、、、
綺麗だね!

雪がある。。。

やっと中間地点の「マチガ沢」へ到着しました。
スタート地点から1.7kmの場所にあります。

すごい谷川岳が目の前に。
あの稜線には人がいるんだねっっ やっほーっっ

マチガ沢の雪はうっすらと。
紅葉と荒々しい岩山が圧巻ですね。
ていうか以降圧巻の連続ですよ。w

斜めに入った光が綺麗だ。

この中にも「厳剛新道」という登山コースがある。
見えませんが、誰か歩いてるんでしょうかねっ

マチガ沢の看板によると
その昔、マチガ沢の出合には三軒程宿があったらしく、畑や墓跡が残っています。
清水峠をこえて越後から山道を夕暮れ時に疲れて下ってきた人が、
このあたりで灯火を目にして「ああ、町が見える」と喜んで発した言葉が
マチガ沢の由来といわれています。

昔は高速も関越トンネルもなかったんですから。
上越からの山越えは命懸けだったようです。
清水峠ってのは一ノ倉沢のもっと奥なんですが
かなり回り込んでいるようです。

谷川岳は2,000メートルの山ですが
こんな険しい山はないと言われています。
それが一ノ倉沢でわかると思います。

先、進みましょうっ汗

マチガ沢は、沢なので雨が降ると
こちらに水が流れるんでしょうね。

ゴロゴロ石が荒々しいです。

では、一ノ倉沢へ!

まだ着きません!(・っ・)=3     ←懐かしい絵文字w

山の中全体が紅葉中です!

ちょいちょい立ち止まりながら紅葉を楽しむ。
もう友達は一ノ倉沢に着いていることでしょうwww

やっっと。。。。

一ノ倉沢に到着しました〜〜っっ
写真を撮りつつ1時間半くらいかかったかもしれませんねっw

雪は、、、うっすらと。
一応、紅葉と雪のコラボレーション撮れました!

人間を入れるとこんな感じです。
若干暗いんですが、紅葉が光輝いていました。

ここが一ノ倉沢なんだね。
初めて来ました。

この一ノ倉沢は、ロッククライミングの聖地となっていて
ここから見ることができる、ほとんどの絶壁に登ることができるそうです。
誰が登るんでしょうか。。。何のために。。。

あの、右側の大きな絶壁が「衝立岩」ですねっ

一ノ倉沢は
その険しさから剱岳・穂高岳とともに “日本三大岩場” の一つに数えられています。
1931年(昭和6年)から統計が開始された谷川岳遭難事故記録によると、
2012年(平成24年)までに805名の死者が出ているそうです。
そのほとんどの死者がここ、一ノ倉沢で命を落としているんです。

衝立岩をアップに。

世界各国の8,000メートル峰14座の死者を合計しても637名であり、
この谷川岳の死者数は「世界の山のワースト記録」としてギネス世界記録に記載されています。

調べると、大きな事故が2件ありました。
1つは

1943年(昭和18年)に一ノ倉沢で2人の登山者が絶壁の岩場で遭難死。
しかし遭難場所が分からず行方不明として処理され、遺体はそのまま岩場に放置された。
30年後の1973年(昭和48年)に、偶然この場所にたどり着いた登山者が白骨化した遺体を発見。
ポケットに残されていた10銭硬貨や過去の記録から、1943年の遭難者と判明した。
30年ぶりに下山して親族の元に帰った。(wikiより)

という事故がありました。
携帯電話やGPSなんかないですもんね。
でも、2020年も電波は微妙だったかもです。

もう1つは有名な事故です。
谷川岳宙吊り遺体収容事故です。

1960年(昭和35年)9月19日、
谷川岳警備隊に一ノ倉沢の通称「衝立岩(ついたていわ)」と呼ばれる部分で、
救助を求める声が聞こえたとの通報があり、警備隊が現場に急行したところ、
衝立岩正面岩壁上部からおよそ200m付近でロープで宙吊りになっている2名の登山者を発見した。
2名は、前日に入山した神奈川県横浜市にある蝸牛山岳会の会員で、20歳と23歳の男性だった。
20歳男性は第二ハングを抜けたところで宙づり。
そこから約50m垂れ下がったザイルの先、第一ハング付近で23歳男性が宙づりになっていた。

この写真の絶壁が「衝立岩」です。

警備隊がついた頃にはすでに死亡していたそうです。
遺体を収容方法として、ザイルを焼き切る方法を実行したが遺体まで3m付近で失敗。
二重遭難を考え、遺体を宙吊りにしているロープを銃撃により切断し、遺体を収容することになった。

9月23日に陸上自衛隊相馬原駐屯地から狙撃部隊が召致され、
軽機関銃2、ライフル銃5、カービン銃5の計12丁、弾丸2,000発を持ち込み、
午後5時頃より土合駅前広場で待機、24日午前3時頃より警察署員により想定危険区域への一般人立入を
禁止した上で、銃撃を試みた。
銃撃場所(中央稜第二草付付近)からロープまでの距離は約140メートルもあり、
射撃特級の資格所持者が揃っていてもロープの切断は難航を極め、
朝9時15分からの2時間で射撃要員15名により1,000発以上の小銃・軽機関銃の弾丸を消費したものの
成功しなかった。
その後、午後0時51分から狙撃銃でロープと岩石の接地部分を銃撃することで午後1時30分までに切断に成功し、蝸牛山岳会の会員により遺体を衝立スラブにフィックスの上、25日に土合の慰霊塔前に収容した。
最終的に消費した弾丸は1,300発に上る。
この場面は自衛隊関係者、山岳会関係者のほか、100名を超える報道関係者が見守った。(wikiより)

当時の新聞記事です。
遺体が滑落する様子は、
映像でも残されていて調べれば画像・映像共に見ることができてしまいます。。。
100名を超える報道関係者が集まっていたんなら仕方ないですかね。。。

土合駅手前に谷川岳遭難者慰霊碑あります。

今も昔も死亡事故で有名な一ノ倉沢です。
なんで登るのかっていうのは、登る人ではないとわからないし、
登ったからの絶景が待っているんだと思います。
そしてそれはそれだけではない事なんだと思います。
けど、リスクありすぎて理解できませんね。

一ノ倉沢ってそれが有名過ぎて
紅葉を見にいっただけなのにそうは言ってられなくなるんですよね。。。

ていうか普通ここ登りませんよね。。。

普通の人は、下から覗く、、、で十分です。
紅葉もこんな綺麗。。。

でも、ここ一ノ倉沢だけではなく
事故起きてるんですよね。

谷川岳は何回か来ていますが、
前回も今回も事故あったようで、救急車などがザワザワしていました。
別の登山ルートでの転倒事故などです。
毎回、なにかしら遭遇するって。。。
一ノ倉沢以外はそんな難易度高い登山ルートではないと聞いていますが。。。

この尾根伝いに登山道があるはずですが。。。
あちらもこちらが見えるんでしょうかね??

目的は紅葉。。。

紅葉と雪のコラボレーション。。。
もうちょっと雪が残っていて欲しかったね!

一ノ倉沢も奥まで沢が続いているようです。
春先は雪解け水が流れるんでしょうかね。

一ノ倉沢の先もハイキングコースありますね。
わたしたちはここで引き返します。
ほとんどの人がここまでだと思います。
芝倉沢の絶景がどんなだか気になりますね。。。w

紅葉も歴史も堪能できた事だし。
そろそろ。
引き返します。
またいつか来れたら。。。いいですね。。。?
(おそらく友達はもう来ないでしょう)

帰りのマチガ沢。
秒で素通り。

振り返ってのマチガ沢。
秒で終わり。


そして、問題の土合駅。
一緒に行った友達が
「疲れたので土合駅中止!!!」

帰りました。



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